プジョー3008でエンジンを切っても高回転で電動ファンが回りっぱなしになり、しばらくするとバッテリーが上がるという故障で入庫しました。
とりあえずFrバンパーを外し、奥にある電動ファンを外してショートテスターで確認をすると5秒ほどファンが回った後パチンとテスターのヒューズが飛びます。
電動ファンの内部抵抗が高く負荷がかかりバッテリーが上がる原因との因果関係がとれます。
あと良く壊れるという電動ファンコントロールリレーが壊れて電動ファンを回しっぱなしにしていると判断してファンコントロールリレーも不良と判断し、電動ファンモーターとファンコントロールリレーを交換して組み上げ再度エンジン始動断機後エンジンを切ってみるとまだ症状が治っていません、エンジンチェックランプは点灯無し。
もしかしてと思いコンピューター診断したらエンジンコンピューターがフェイルセーフモードに入っている事が分かる、フェイルセーフモード解除してみました。
すると電動ファンが正常に治りました。
フェイルセーフモードに入るにはエンジンに不調がないと入らないはず、今度はエンジン側の診断を色々して行く中で若干エンジンが不安定になる時があり、プラグ付近からチッチッと甲高い小さな音を確認する事ができました。
もしやIGコイルか?コイル単体でテストをしているとわずかですがコイル短絡テストでわずかに変化する事が分かりました。
IGコイルの不良から来る異常燃焼でフェイルセーフモードに入った可能性は十分あると判断。
写真撮り忘れたけどIGコイル4個、スパークプラグ4個交換してエンジン始動、試乗、停止を数回繰り返しフェイルセーフモードに入らない確認が取れたので、これで完治しました。
作業中にあまり良く無い所(タービンのオイルパイプ)からオイル漏れも発見した為、相談の上こちらも修理をする事に、これがまた中々大変な作業でエキマニまで外し今回で1番大変な作業になってしまいました。
オイル漏れも治り連休前に御納車できました。