2023年10月12日木曜日

カローラフィールダー HVバッテリー交換

 カローラフィールダーHV の駆動用バッテリー交換しました。

メーターインフォメーションに突然このようなエラーメッセージが出たとの事で診断しました。


診断の結果ほとんどこれが原因ですがHVバッテリーの電圧容量の消耗が原因です。

診断機上はこのようなエラーメッセージです。


電池セルは9ブロックあるうちの全体も低い(11V〜13V)ですが5ブロックだけが極端に下がったのがエラーメッセージ点灯の原因になります。

HVバッテリーの交換をしていきます。
HVバッテリー交換する場合注意点があり、必ず手を洗う、完全乾かす、絶縁手袋をする、キーはポケットに入れるです。
そしてサービスプラグ取外し、10分放置、後インバータ電圧測定、0V確認です。

そして以下の作業を進めていきます。

リヤシートとシートフレーム外すとHVバッテリーが見えてきます。

HVバッテリー取外し。

外した新旧HVバッテリー

HVバッテリー取り付け、最後のサービスプラグ取り付け

全て元の戻した後にコンピュータ診断


各セルの状態を確認全て15V以上あり正常なのがわかります
エラーも消去、その後試乗してエラーが出なければ完了となります。

無事に納車しました。

HVバッテリーもリビルト品があります、もちろん純正より安くする事が可能ですので同じようなエラーが出てお困りの方はお問い合わせ下さい。



2023年9月2日土曜日

プジョー208エアコン修理

 プジョー208でエアコンが急に効かなくなったとの事で修理依頼



検電テスターやマニホールドゲージで検査診断の結果コンプレッサーの圧縮不良が原因と判断、コンプレッサーの交換となりました。

無名社外パーツもありますが信頼性ゼロなので、信頼のデンソー製社外品で交換しました。

最後はスナップカーエアコンメンテナンスで寒いぐらい効くようになりました。



ボルボ ABSエラー修理

ボルボV60にお乗りの方からインフォメーションディスプレイにABSシステムエラーが出るので見て欲しいと修理依頼がありました。
コンピューター診断機で検査するとRr ABS faultと出たのでRr ABSセンサー左右を取替えで治りました。
ABSセンサーも国産車より欧州車の方が早く壊れる傾向にあるように感じます。
日本の高温多湿に耐えられないんだと思います。

ABSエラーを放置しておくと最悪ABSアクチュエーターが壊れる事もあるようですので早めの修理をしましょう。

2023年4月29日土曜日

一つの故障から色々壊れた件

 

プジョー3008でエンジンを切っても高回転で電動ファンが回りっぱなしになり、しばらくするとバッテリーが上がるという故障で入庫しました。

とりあえずFrバンパーを外し、奥にある電動ファンを外してショートテスターで確認をすると5秒ほどファンが回った後パチンとテスターのヒューズが飛びます。

電動ファンの内部抵抗が高く負荷がかかりバッテリーが上がる原因との因果関係がとれます。

あと良く壊れるという電動ファンコントロールリレーが壊れて電動ファンを回しっぱなしにしていると判断してファンコントロールリレーも不良と判断し、電動ファンモーターとファンコントロールリレーを交換して組み上げ再度エンジン始動断機後エンジンを切ってみるとまだ症状が治っていません、エンジンチェックランプは点灯無し。

もしかしてと思いコンピューター診断したらエンジンコンピューターがフェイルセーフモードに入っている事が分かる、フェイルセーフモード解除してみました。

すると電動ファンが正常に治りました。

フェイルセーフモードに入るにはエンジンに不調がないと入らないはず、今度はエンジン側の診断を色々して行く中で若干エンジンが不安定になる時があり、プラグ付近からチッチッと甲高い小さな音を確認する事ができました。

もしやIGコイルか?コイル単体でテストをしているとわずかですがコイル短絡テストでわずかに変化する事が分かりました。

IGコイルの不良から来る異常燃焼でフェイルセーフモードに入った可能性は十分あると判断。

写真撮り忘れたけどIGコイル4個、スパークプラグ4個交換してエンジン始動、試乗、停止を数回繰り返しフェイルセーフモードに入らない確認が取れたので、これで完治しました。




作業中にあまり良く無い所(タービンのオイルパイプ)からオイル漏れも発見した為、相談の上こちらも修理をする事に、これがまた中々大変な作業でエキマニまで外し今回で1番大変な作業になってしまいました。

オイル漏れも治り連休前に御納車できました。




2023年2月10日金曜日

ヒーターの全く効かないBMW X1の修理

BMW X1でヒーターが全く効かなくなってしまったとの事で点検、確認しました。

暖房MAXで1時間近く暖気してもこの温度、これは寒いです。
サーモスタットと冷却水漏れを確認しても異常なし、エンジンは80度以上上がってます。

これはヒーターコアの詰まりで間違いないと判断しました。
本来はヒーターコアの交換が通常ですが修理費用がすごい事になるのでヒーターコアの洗浄をしました。
実はヒーターコアの詰まりは割と多く洗浄で大方治ります。
ただ今回はヒーターコアのパイプがエンジンの部品と間に挟まれ2センチぐらいしかスペースが無い為ホースの連結が非常に困難でかなり苦戦しました。
色々考えてちょっとした部品を作り何とか連結する事ができました。
連結したら洗浄剤(クエン酸)を溶かしたお湯で3時間、正回り逆回りとひたすらポンプで洗浄剤を送り込み汚れを溶かして行きます。
分かりにくいですがかなりの汚れがポロポロと出てきました。
最後は真水で1時間洗浄剤を洗い流して洗浄完了です。

部品を組み立て元に戻して、エンジン暖気をします。そしてヒーター温度は54度弱と十分暑い温風が出るようになりました。
本来はもう少し上がると理想ですがこれだけ暖まれば大丈夫でしょう。

残りの寒い冬もこれで大丈夫です。
無事に納車となりました。



2023年2月5日日曜日

ベンツ Eクラス F rロアーボールジョイント交換

 足回りからの異音修理しました。

ベンツW211のロアーボールジョイント交換です。

特殊工具があると楽に交換できます。

無くても工夫すれば交換可能ですがそれなりの工具が結局必要です。

今回は部品持ち込みで交換しました。

工賃は持ち込み料金になりますが少しでも安くしたい場合は持ち込みでもかまいませんのでご相談下さい。

異音は無事に治りました。