2010年10月11日月曜日

ビートのクラッチOH

ホンダ ビートのクラッチの不具合の為のOH依頼で入庫しました。
原因はクラッチ板ダンパースプリング衰損、まだジャダーが出る前ですが一定速度領域でジャラジャラとスプリングの鳴くとの事でOHしました。

まずはミッションを降ろす作業、ミッドシップなので足回りとドライブシャフトを外し、邪魔にならないようにタイラップで上の方へ縛っておきます。
そしてエンジンメンバーを外し、これで↑ミッションが丸見えになります。


次にミッションとエンジンを切り離し、専用ジャッキでミッションを降ろします。

7~8個のボルトとマウントを外すと切り離せるのでジャッキで支えて徐々にミッションだけ下げて行きます。
ここで気をつけなければいけないのが、ビートの場合エンジンを支えるマウントが一つだけになるので、必ず支え棒でエンジンを支える事(左下にチラッと見えるのがそれ)、そして一気に降ろさない事。

今回交換する部品、クラッチ3点セット

新しい物の方がカバーのスプリングが強いように見えます。


パイロットベアリングもゴリゴリだったので交換します。
この車はフライホイールを外し裏から専用工具で脱着します。
フライホイールボルトはロックタイトを塗り、規定トルクで締めます。


クラッチを取りつけ、またも専用工具でセンター出し、これしないとミッションが上手く勘合しません。
あとは外した順番の逆に組み付けていき、試乗確認して完成です。